嘘の日記

フィクションたまに事実

2018年3月1日

期間限定の恋をしている。終わりがわかってる。でもそれは気持ちの終わりではなくて、時間の終わり。有限の時間。タイムリミットが見えている。

でもそれはそれでよくって、良いって思えちゃうってことはあんまり深入りしてないのかもしれない。でもほんとに好きだよ。嫌なところ沢山、指折り数えられるくらいはたくさんあるけど、やっぱり会いたくなってしまう。これって恋ってやつだよね?ほんのちょっとの蜜の味で、しょっぱいところはなんだかどうでもよくなってしまう。これ、恋ってやつだよね。盲目的な。

彼に恋してるのか恋に恋してるのかわかんないとか言ってた頃もあったけど、一周回ってまたそのことを考えてる。

だって人肌恋しくないと、恋なんてしなくない?手を伸ばせば届くところにぬくもりがあったら、そのぬくもりのこと好きになっちゃうよ。これってほんとの好き?嘘の恋?本当の恋ってじゃあ、何だろう。

擦り減らない恋なんて恋じゃない。それならわたしは心を痛めて生きてたい。期間限定、タイムリミットがきたら、どんな気持ちになるだろう。今は好きな人に触れる日々を大切に大切に走り抜ける。永遠なんて少しも感じられない恋をしている19歳のわたしを、わたしは愛おしく思います。

2018年2月16日

新年なかなか初詣に行けなくて2月になってやっと行けた。神様に挨拶しておみくじを引いた。戯れの恋は身を崩す、って言われて、はあこれは"戯れの恋"だなと思ったよ。人肌恋しさを埋めてスリルを味わうような。求められて承認欲求満たすような。でもでもどれだってわたしにとっては全力で、上手になんて立ち回れなくって滑稽で必死で幸せ探してる。がんばろうねわたし。自分のことは自分で抱きしめよ。

2018年2月13日

2ヶ月とちょっと前に処女じゃなくなった。それは楽しくて、痛いけどまあいいやって思えて面白くってよく笑った。ドラマや映画で見るようなテンプレート的感情はみんなが経験したことあるからテンプレになるんだって自分も経験して学んだ。浮気って楽しいし、ヤったら情が湧くしちょっと好きになっちゃうし、すり減るし、傷つくし、嫉妬するんだって、でもそれに負けちゃいけなくてだって自分で選択したんだから自分の選択で自分を、わかってたのに不幸にするのはなんかすごく悔しいじゃんね。

 彼氏がいたのに彼氏じゃない人に処女あげた。でもセックスって面白い。夏に先生がヤったことあるかないかってつくるものに関わってくるって言ってた。わたしの知らない世界が、わたしの知らない仕組みが快感が興奮が衝動が、この世にあること知れて触れてやっと気付けて、形だけでもおとなになれてわたしはやっぱり嬉しいです。19歳のわたしと出会って狙って押し倒してくれてありがとう君。性欲っていうわたしが見たことなかったもの目の前に示してくれてわたしちょっとおとなになった。

あと何回セックスするのかな。やってみたいこと何個かあるけど、恥ずかしくってなかなか言えない。わからないことだらけだし。彼がいなくなったら寂しくてたまらなくなるのかな。どうか実感ありませんように。春からも心健やかに一生懸命暮らせますように。

2017年9月1日

世の中では新学期が始まって新しい秋が来た。紅葉のことを考えるとちょっと嬉しいな。わたしの秋の思い出は短いスカートと大きめのセーターと共にいつもいつも綺麗だ。肌寒くてかつお日様の光が目視できるような秋。芸術と食欲。やや運動。

日が短くなるのだから活動ペースを早くしなければならない。恋人は電車に揺られている。わたしはうかうかしている。こうやって人間の密度に差がついていくんだろう。

すかすかの脳みそは嫉妬とかの黒っぽいやつで簡単に埋まって重くなる。


2017年8月31日

夏が終わるのでわたしの恋も終わる。突然ブログを開設するくらいにはショックだった。彼氏とはちっとも趣味が合わなくて、特に音楽の好みが顕著でそこをふたりで面白がっていた、今も面白がってるって思っていたんだけど彼氏はもう飽きたし気分を害するそうです。

虚無感って感じだけど秋だし似合ってるかなって、思うけど、季節にわたしが似合ってる必要ないな。しばらく彼と付き合ううちにおひとり様の楽しみ方を忘れたと思う。スキルを手放すのはもったいないことなのでわたしはもったいないことをした。

一気に泣いたので二重が消滅して、眠くて疲れた感じがする。嫌なことがあった日ほどお風呂が嫌いでたまらない。布団が大好きなのでお風呂なんてすっ飛ばして、早く布団に包まれて許されたくなる。ぬくもりによる許し。

眠いので、寝るけど、明日の朝起きてしばらくしたらわたしの彼氏という存在は消滅したことを思い出してまた一丁前にショックを受けるのだろう。元彼氏はさぞ清々して朝日を見ることだろう。爽やかな朝がうらやましい。

眠くてもう何も考えられない。